当社は、自社開発した3次元姿勢推定AIモデル「GW-Pose」と、3次元自己位置推定技術「GW-SLAM」を組み合わせた、グローバルウォーカーズ独自ソリューション「GW-Retail」の実証実験を実施いたしました。
「GW-Retail」は店舗内に配置された什器の配置を考慮した人の動きを把握し、人物動線や接触箇所を3次元情報として検出し、トラッキングすることが可能なソリューションです。
本実証実験では、パナソニック フォト・ライティング株式会社 (本社:大阪府高槻市、取締役社長:松原 敏夫、以下パナソニック フォト・ライティング)の協力の下、同社が製造したTOFカメラを活用いたしました。また、株式会社マルコシ・シーガル(本社:北海道根室市、代表取締役社長:早川 元、以下マルコシ・シーガル)の協力の下、同社が運営する食品スーパーマーケット「マルシェ・デ・キッチン」にて、2021年3月22日から4月3日まで実施いたしました。
「GW-Retail」のコア技術となる「GW-Pose」では、3次元情報を取得できるDepthカメラから取得された距離情報とRGB動画像を活用し、人の動きを人体の骨格情報(関節位置)から高精度に3次元計測することが可能です。グローバルウォーカーズでは姿勢推定のための教師データを自社提供する「Annotation One」にて用意をすることで、教師データ有り学習であっても十分な精度を発揮しております。
参照URL:https://www.globalwalkers.co.jp/3d-pose-estimation/
RGB画像(左)と深度情報(右)イメージ
GW-Poseによる骨格情報検出イメージ
■「GW-Retail」による主な取得情報の一例
【店舗内の人物動線・滞留分析】
店舗内での人物動線・滞留時間を精緻な3次元情報として可視化することができます。
【接触箇所検知】
手にとった商品の特定を行い、POS情報のみでは判定ができない店舗内での購買に至るコンバージョンの計測ができます。この分析により、商品陳列のどの位置の商品がよく手に取られるといったマーケティング分析への活用のみならず、新型コロナウイルス感染症対策の一環として消毒箇所の特定にも活用が期待されます。
■今後の予定
この実証実験の結果をもとに、グローバルウォーカーズでは「GW-Retail」、「GW-POSE」、「GW-SLAM」のさらなる精度向上に努めつつ、顧客向けソリューションにて最新技術を随時展開して参ります。
5月24日弊社主催の無料AIウェビナーにおきましても、「GW-Retail」に関連したセミナーも開催いたしますので、ご興味ご関心のある方は是非ご参加ください。
セミナーご紹介URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000027037.html
タイトル:「NVIDIA Jetsonを活用したエッジAIの実装と応用例」
開催日時:5月26日(水) 13:00-14:00(オンライン、Zoomにて)
□パナソニック フォト・ライティング製TOFカメラ
パナソニック フォト・ライティングのTOFカメラは、距離画像と同視点撮影のカラー画像や近赤外線画像を同時取得可能であり、用途に応じて標準画角タイプ・広角タイプを選択することが可能です。
(参考URL) https://panasonic.co.jp/ls/ppl/products/new/tofcamera.html
・パナソニック フォト・ライティング社 TOFカメラ(左:標準画角タイプ(RGB・NIR型)、右:広角タイプ(RGB・NIR型))
こちらのリリースにつきましては、PR-Times上でも掲載しております。
ご参照ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000027037.html