この度、Global Walkersは、機械学習・深層学習向けAIデータアノテーションサービスである「Annotation One」において、動画に対するアノテーション対応を開始いたしました。

動画データにアノテーション(AI学習用データとして正解値の付与)をする場合、従来はアノテーション量が膨大になることから、動画からランダムに抽出した画像フレームに対してアノテーションを行うケースが多く見受けられました。また、連続した画像フレームにアノテーションする場合も、全て1フレームずつ作業しなければならず、非効率な作業かつコストが増えてしまうという課題がありました。

Global Walkersはこのような課題にお応えすべく、動画データへのアノテーションを従来の方法より格段に効率的かつ正確に行えるよう独自アノテーションツールを開発し、動画データそのものへのアノテーションの対応を開始いたしました。Annotation Oneでは、お客様のアノテーション作業及びAIサービスの機会創出をより一層支援して参ります。

▶▷Annotation Oneのサービス紹介はこちら

■ 動画アノテーションの特徴 ■


(1)短時間で大容量データへのアノテーションデータ付与が可能
独自のアノテーションツールを使い、動画データの始点と終点をアノテーションするだけでその間のフレームを全て自動で補完(アノテーション)することで、人手での作業と比較し最大で従来の30倍※以上の作業効率化が実現できます。
※当社内での作業時間比較結果に基づく

(2)様々な動画アノテーションに対応
AIモデルに合わせて動画アノテーションで多様なデータを作成可能です。
・外接矩形付与 (Bounding Box)
・人物の骨格点付与 (Key Point)
・3次元矩形付与 (3D Bounding Box)
・タイムライン上の人物、モノの動作・状態ラベル付与
など

(3)独自アノテーションツールを利用
自社開発した独自のアノテーションツールで自動車をはじめとする車両(自転車・バイクなど)や、人物等に対しては、より短期間で高精度なアノテーションが可能です。

(4)個人情報にも配慮
動画内の人物等、必要に応じてモザイク処理を施し個人情報保護にも配慮したAIデータを作成します。

■ 動画アノテーション作業例:車載カメラ映像へのアノテーション

自動車のように等速で移動する対象に対して、フレームインと最終フレームにアノテーションを行えば、フレーム間のアノテーションは自動補完機能によりアノテーション作業の短縮が可能です。自動補完によりアノテーション精度が低い箇所は、オペレーターによる人手での微修正を行うことも可能なためアノテーション品質を落とさず大量のデータを迅速に作成いたします。
走行中の自動車のフレームインと最終フレーム画像

対象(自動車)がフレームイン後、数フレームにわたって同じ対象に同じ矩形をつける場合、フレーム間の矩形を自動付与

■ AI開発 / アノテーション / AIデータ作成に関する課題解決の支援

Annotation Oneでは以下のような課題解決に柔軟に対応いたしますので、ご用命の方はお気軽にお問い合わせください。

・動画データを用いて全フレームに対してアノテーションしたいが予算が限られている
・AI学習用の教師データを低コストで大量に作成したい
・AIモデルの精度評価用データを大量に作成したい

なお、Global Walkersではより多くのお客様にAnnotation Oneをご活用いただけるよう、データ収集サービスもご提供しており、防犯カメラ映像、ドローン映像、車載カメラ映像等の撮影の他、3次元点群データ作成や3DCGモデル作成、商用利用可能な顔画像データ等、教師データ作成に必要なデータを幅広く取り扱っております。

▶▷Annotation Oneのサービス紹介はこちら
▶▷Annotation One特設サイトはこちら

本リリースはPR-Timesでも配信されておりますので、ぜひ併せてご覧ください。
▶▷PR-Times配信記事

【本リリースに関するお問い合わせ先】
Global Walkers株式会社
担当:営業部 中島/那須
TEL:03-6417-9101
E-Mail:contact@globalwalkers.co.jp