AI開発会社としての知識やノウハウを生かし、AIの学習や評価に有効な教師データセットの構築が、
『Annotation One』の強みです。教師データの元となるデータ収集から、アノテーションについて
仕様策定の上流からデータ作成の下流までを一括してサポートします。
すべてのAIプロジェクトをデータから支援する
Annotation One
Annotation Oneの特徴
AI開発会社ならではのノウハウ
仕様が定まっていない/データの作り方が分からないなどといったコンサルティングフェーズのサポートも可能です。また、画像処理技術を用いたアノテーションの半自動化により、業務の効率化を実現しています。作業の半自動化により、費用を抑えながらも高品質なデータセットの提供を可能にしています。
コストメリットのある
アノテーション専門チーム
オフショア諸国の中で最もコストメリットのあるミャンマーにオンサイトのアノテーション専門チームを有しています。スキル・習熟度に応じて各プロジェクトに最適なアノテーターをアサインし、体系化されたフローに沿って組織としてアノテーションを行うことで、効率的かつ安定的な品質のデータセット作成を実現します。なお、日本国内でも専門チームを組成し、アノテーション対応可能です。
豊富なデータソリューション
アノテーションだけでなく、A開発・運用を行う上で発生するデータ領域の課題をワンストップで解決するソリューションを提供します。AIのモデル評価支援(データ集計)からデータ収集(撮影)、MKOps支援(誤検出・未検出データの再学習)に対応します。もちろん各ソリューションをスポット(単発)的にご利用いただくことも可能です。お気軽にご相談ください。
アノテーションサービス対応例
矩形付与(バウンディングボックス)
領域分割(セグメンテーション)
キーポイント付与
3D矩形付与
動画
モザイク処理
トラッキングID付与
行動ラベル
ファイル分類
音波
画像キャプション生成
(VQA・VLM)
LLM・RAGデータ作成
上記以外のアノテーションに関しても各種対応しています。
また、Global Walkersでは一般的な請負契約の他、大量/不定期なご依頼にも柔軟に対応可能な
ラボ型開発による教師データセット作成サービス『Global Walkers Lab』も提供しています。
特設サイト「Annotation One」上で簡単にお問い合わせが可能ですので、是非お気軽にご連絡ください。
アノテーションサービスメニュー
Annotation Oneでは、ローデータの収集、アノテーション、データの拡張、学習後のデータ運用のサービスを提供しています。
また、教師データ作成とともに画像認識AIを中心としたモデル開発・運用支援ができる点が弊社の強みです。
データ収集
撮影を主体としてデータ収集企画立案、シナリオ策定、作業環境構築まで一貫した対応で、
動画・画像・音声・テキスト・LLM・帳票・走行データなど、ご要件に応じてAI開発に必要なデータを収集いたします。
撮影
- 撮影計画立案(シナリオ作成等)から、撮影進行、納品までをワンストップでサポート
- 実際のAIへのインプットに即した実データを収集可能
シンセティックデータ(2D/3DCG)
- 再現が難しいオブジェクトやシーンに対応
- 多面的かつ他条件のデータ作成が可能
- 領域分割のアノテーションデータを付与
- プライバシーへの配慮
データアセット活用
- 弊社及び弊社パートナーが保有するAI学習向けの権利クリアなデータアセットを特別価格でご提供
- 必要なデータを安価かつスピーディーに納品可能
データ拡張(Data Augmentation)
学習モデルの精度向上には莫大な量の教師データが必要になります。
Annotation Oneでは画像の合成やデータ拡張フレームワークを活用し
オリジナルデータの数十倍(※)のデータを短期間・低コストで作成することが可能です。
(※)データの内容によって増減します。
画像合成
背景合成用の独自ツールで多種多様な背景と対象物を半自動で一括合成します。
Data Augmentation
拡大、輝度調整、回転などの中から最適な画像補正方法をご提案し、データを大量に生成します。
※Data Augmentationで生成するデータ量は調整可能です。
データ運用
高精度なAIシステム構築では、過去の学習データが現状に対応しないといった問題が多々発生するため、
継続的なデータセットのアップデートが求められます。
Annotation Oneでは、継続的に誤認識結果に対する再学習を行う"HITL(Human-In-The-Loop)型"の体制を組み込むことも可能です。
再学習時のデータ収集からアノテーション、またその精度評価まで、Annotation Oneでは一括してサポートします。
ご利用フロー
代表事例紹介
事例1 自動運転向けAI ラボ型アノテーション / 大手自動車部品メーカー様
AI学習・評価を断続的に行う開発でアノテーションを必要量実施したいが、開発状況の変更によりアノテーションの内容見直しや新しいタスクへの対応が必要。そこで、柔軟な対応が可能なラボ型アノテーションを月に最大30名稼働で6ヶ月間の体制をご提案し、開発状況ふまえたアノテーション期間の調整、特定期間における作業リソースの集中投下、開発内容変更に応じてアノテーション済データの修正、アノテーションクラス追加の対応を実施させていただきました。
事例2 生成AI向け自然言語アノテーション / 大手総合電機メーカー様
12,000枚分の画像に対して、視覚的質問応答 (VQA: Visual Question Answering) のデータセットを日・英文で1.5ヶ月程度で作成させていただきました。データセットの品質向上のため、作成を担当するアノテーターは、日・英それぞれで独自のテストによりスキルを精査し選定。また、質問および回答が固定的な表現や内容の偏りがないようにデータのバリエーションができるようなオペレーションを実施させていただきました。
事例3 車室内人物データ撮影 / 大手完成車メーカー様
インキャビン(車室内)での人物認識モデル学習・評価用データのため、様々な人種や属性(性別・年齢)のデータが必要であったため、日本人を含む5人種、計200名を属性、身長条件で選定し、車室内での動作や感情表現を数十パターン動画撮影を1.5ヶ月程度で実施させていただきました。撮影にあたっては、個人情報の利用同意等の権利処理対応、被写体には未就学児や高齢者も含んでいたため撮影負荷を考慮したオペレーションを実施いたしました。
事例4 人物認識AIの精度評価及び分析 / 大手外食チェーン様
AI運用開始直前段階での最終的な認識精度の評価作業をご支援いたしました。AI出力結果のうち、未検出・誤検出データの集計、集計結果を分析いたしました。どういった状況で未検出・誤検出が発生するか定性、定量観点で精度低下要因を分析しレポーティングをさせていただきました。精度評価および分析結果をタイムリーに1週間程度でレポートできた点もご評価いただけました。
事例5 AI MLOPs支援(保守・運用) / 大手精密機器メーカー様
牛等の家畜を監視するAIモデルのMLOPsにてAI出力結果のモニタリング支援を実施いたしました。本作業は従来お客様のエンジニアが1件1件AI出力結果を確認するもので、その対応工数およびコスト増大が課題でした。そこで弊社アノテーション体制を活用し本作業を代替することで確認の品質は維持しつつ、工数およびコスト削減を実現いたしました。
FAQ
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アノテーション作業環境のセキュリティ体制はどのようになっておりますでしょうか?
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ISO27001準拠の安心・安全な環境
国際規格ISO27001(ISMS認証)に準拠した環境下でお客様の大切なデータを扱っています。 アノテーションは全てオンサイトで実施しており、有人監視の状況下でお客様のデータを扱っています。
また、非作業時には暗号化した状態でクラウド上にデータを保存しており、作業者のPCには残らない設計になっています。
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見積もり依頼をする場合にどのような情報が必要でしょうか?
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納期、ご予算、作業数量(データ数量等)の他、作業仕様を確認させていただきます。
特に作業仕様について弊社から確認事項がある場合、QA表をご用意しフォローさせていただきますのでまずは概要的な内容でご共有いただく形でも問題ありません。
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契約までのフローはどの様になっていますか?
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作業内容のヒアリングをさせていただいた後に、弊社でサンプル作業を実施いたします。
サンプル作業を通じて作業精度や仕様の詳細について確認し、弊社からお見積りや納期についてご提案させていただきます。※お客様のご事情に合わせて柔軟に対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
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コストや納期はどの位になりますか?
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データ量や難易度などによって大きく変わりますので、ヒアリングをさせていただいた後にご提示いたします。
弊社ではオフショアでのデータ作成も行っており、おおむね他社よりも低い金額での実施が可能です。
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かなり特殊なデータですが対応可能ですか?
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はい、可能です。
サンプルデータと仕様の受取後、作業環境の構築からトレーニング作業まで行わせていただき対応いたします。
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作業に用いるツールの指定は可能ですか?
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はい、可能です。
原則(※)、アノテーションには弊社で開発したツールやPhotoshopなどのツールを用いますが、ご指定があればその他外部ツールにも対応いたします。
(※OSやPCスペックの都合上対応しかねるケースもございます。)
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データの受け渡しはどの様に行いますか?
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原則(※)、ご指定の方法で対応いたします。
(※一部、物理的制限やセキュリティの観点からご要望に沿えない場合もございます。)
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アノテーションについて、品質はどの様に保証されますか?
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作業者間のトリプルチェックやマネージャによる品質管理を通じて、しっかりとご要望に応じたデータ作成を行っております。
また、契約不適合責任(瑕疵担保責任)も設定し、納品後の再アノテーションについてもきちんと対応可能な体制を整えております。
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納品物のデータフォーマットについて、制限はありますか?
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制限はございません。
お客様にご指定いただいたフォーマットで対応いたします。
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AI以外の用途でもデータセット作成の依頼はできますか?
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内容をヒアリングした後に、弊社で対応可能な範囲かどうか判断いたします。
例えば交通量調査などの業務においては、画像処理技術と弊社のアノテーションチームを活用することで効率的に実施することが可能です。
まずはお気軽にご相談ください。