画像認識AIソリューションでは、高精度な画像認識AIモデルを用いて、目視確認が必要な課題の解決を実施いたします。
身近な例としては物体の数量カウント、作業員の姿勢・動きの認識、水分量の推定、不良品の検出などがあります。
様々なAIシステムを用いてお客様に沿った課題解決のお手伝いをいたします。

開発実績

1 人物・物体の3次元トラッキング

ToFカメラ等のDepthカメラ、または複数台のカメラを用い、人物・物体の3次元の移動軌跡を計測します。
カメラキャリブレーション、3次元幾何学計算、Object Detection(物体検出)モデル、Object Tracking(物体追跡)モデル等を駆使し、高精度な3次元計測を実現します。

2 点検・メンテナンス業務の自動化/効率化

Semantic Segmentation(領域分割)モデル、Object Detection(物体検出)モデル、Anomaly Detection(異常検知)モデル等を活用し、メーターの読み取りによる点検業務の効率化や、濾過装置の制御の自動化、見回り点検業務の自動化を実現します。

3 工場作業員の動線分析/負荷計測

Pose Estimation(姿勢推定/骨格推定)モデルを活用し、工場作業員の動き・姿勢負荷を計測し、エルゴノミクス(人と機械の最適化)を実現します。通常のカラーカメラの代わりに、Azure Kinect、Femto Bolt等のDepthカメラを用いることで高精度な3次元姿勢推定を実現します。

4 夜間の人検出/動物検出/高温検出

遠赤外線カメラ(サーマルカメラ)を用い、暗闇の中の人、動物(害獣)、高温物体の検出を行います。
Object Detection(物体検出)モデルを独自にトレーニングすることで、特殊な映像においても高精度な検出を実現します。

ソリューションの特徴

高精度かつリアルタイム処理を実現

最先端のDeep Learningのアーキテクチャを採用しております。
加えて量子化、軽量なBackboneへの置き換えにより高精度かつリアルタイム処理を実現します。

多様なAIモデルに対応

Object Detection(物体検出)、Semantic Segmentation(領域分割)モデル、Pose Estimation(姿勢推定/骨格推定)、Object Tracking(物体追跡)、Anormaly Detection(異常検知)、Optical Flow(オプティカルフロー)推定、Monocular 3D Object Detection(3次元物体検出)など。
お客様の課題にマッチしたモデルを提案します。

ハードウェアの選定から支援

車載ステレオカメラ等の開発で培ったノウハウをもとに、撮像素子、レンズの選定から提案します。
近赤外線カメラ、遠赤外線カメラなど通常のカラーカメラ以外も目的に合わせて支援します。

多種多様な課題に対応

お客様の課題に合わせて最適なAIモデルを活用し、実用に耐え得る画像認識AIシステムを実現します。

特殊カメラを用いたカスタマイズ

遠赤外線カメラ(サーマルカメラ)による暗闇での人物検出、近赤外線カメラによる水分の検出など、特殊なカメラにも対応しております。

ご利用フロー

ご利用フローの図

業界別ソリューション

ユースケース 自動車メーカー

ユースケース:自動車メーカー

先進運転支援システム(ADAS)研究開発

画像認識AIモデルの調査・選定、プロトタイプ開発、認識精度の向上のみではなく、車載の組込みデバイスを想定した、モデル軽量化モデル構造の簡略化、複数モデルでのBackboneの共有を行います。

ユースケース 駐車場管理会社

ユースケース:駐車場管理会社

ナンバープレート認識カメラシステム開発

エッジデバイス(小型コンピュータ)上に物体検出モデルを実装し、シャッタースピードを最適化に制御することで文字が視認できるナンバープレート画像を取得、クラウドシステムに送信します。
クラウドシステムでは高精度に文字を認識するとともに決済システムと連携します。

ユースケース 機械メーカー

ユースケース:機械メーカー

画像認識AIを活用した機械装置制御の自動化

機械装置にて生成される液体・個体の状態を画像認識で認識し、薬品の添加量、機械の回転数などを自動で制御します。
自動制御を実現することで、薬品の消費量の削減、消費電力の削減を実現します。

FAQ

AIを導入することで人手不足を解消したいが、何から着手して良いのか分からない。

弊社では技術コンサルティングからご支援可能です。課題をヒアリングさせていただき、最適なソリューションをご提案します。

廉価なコンピュータでAIを動かしたいが、どうすれば良いかわからない

AIモデルの量子化、軽量なBackboneの導入など、公開されているAIモデルの改良などをご支援いたします。

距離や物体サイズなど3次元情報を取得したいが、どうすれば実現できるかわからない

Monocular 3D Object Detectionモデル、Depth Estimationモデル、複数台のカメラを用いた3次元計測、Depthカメラ等を用いた3次元計測などから必要な精度、ハードウェアのコスト、開発予算などに合わせた最適なソリューションをご提案します。